いぼ治療のガイド

いぼができる原因と種類

いぼとは。皮膚が乳首のような形に持ち上がった小型の腫瘍で、ヒトパピローマウイルスというウイルスが感染することでできるウイルス性のいぼと、皮膚の老化によって発生する老人性いぼとがあります。
ヒトパピローマウイルスは、皮膚がんや子宮頸がんの原因として有名ですが、がんを引き起こすヒトパピローマウイルスの型は特定のものですので、いぼががんに進展するというものではありませんので安心してください。
老人性いぼは、紫外線などの影響でメラニンが沈着してできてしまった老人性のシミが、表皮細胞の異常で腫瘍にまでなってしまったものです。
いぼは出来る部分や原因によって症状や治療法もいろいろあります。
いぼを増やさないように、いぼの種類や原因、治療法を知って適切な対処をしていきましょう。

レーザーでいぼを治療する

いぼの治療法には、ほとんど傷跡を残さず簡単にいぼが取れて、ほとんどのいぼに対して効果的なレーザー治療があります。
レーザー治療は、異常な部分にだけレーザーを当てていぼを取り除きます。
いぼの細胞と皮膚のギリギリの範囲にレーザーを当てて処置を行なうので、綺麗に取り除くことができます。
レーザーの照射後は多少陥没する場合もありますが、キズ跡は時間が経つにつれてほとんどわからなくなってきます。
皮膚科や美容外科などで行なわれるいぼのレーザー治療は、炭酸ガスレーザーを用いる方法が一般的です。
炭酸ガスレーザーというのは、水分に吸収される赤外線を当て皮膚に熱を与えて治す方法です。
ほかには、QスイッチYAGレーザーというメラニン色素をもつ細胞だけに反応するレーザーを用いて、周辺の組織を傷つけずに、いぼだけを治すことが可能な方法もあります。

液体窒素でいぼを治療する

主にウイルス性のいぼに対しては、液体窒素によるいぼの除去治療が行なわれます。
液体窒素による除去法は、凍結と融解を繰り返しながら徐々にウイルスを押し上げて排出していく方法で、冷凍凝固療法とも呼ばれています。
この治療法の利点は、外来ですぐに行えるという事ですが、一種の低温火傷をさせる方法でもあるので痛みが伴うということが難点となります。
1回で治る事は少なく、通院回数が多いという面も難点となり、治療を途中で断念してしまう人も少なくありません。
しかし、どこの皮膚科でも保険が適用となりますので、通院回数が多い分、費用的にも助かるのではないでしょうか。
治療期間は、いぼの大きさや状態、出来ている場所によって変わってくるものですが、基本的には完治するまで、長い期間が必要とされる方法ということは覚えておきましょう。

薬剤でいぼを治療する

いぼを治療するのに薬剤を使用する場合もあります。
薬剤による治療は、液体窒素の治療のように治療期間が長く、数週間から数ヶ月の間に繰り返して行なう必要があるものです。
治療による痛みがないので、液体窒素やレーザー療法が不可能な小児にも安心して行なう事ができる治療法です。
但し、薬剤のなかにはヒリヒリした刺激があるものもあるので、薬を塗るときには使用方法を守って使うようにしましょう。
薬剤による治療は、飲み薬や塗り薬、貼り薬などを使って自分で行なう治療法と、定期的に通院して、いぼを壊死させるモノクロロ酢酸という薬品を使って治療をする方法とがあります。
軽度のいぼは、市販の薬で治療する事も可能ですが、いぼの出来ている場所によっては、薬による治療法が適さないこともありますので、専門の病院で一度診察を受けることをお薦めします。

手術をしていぼを治療する

特殊な場所にできているもの、5mm以上の大きなもの、なかなか完治しないウイルス性のものの場合は、切開切除法という手術による治療が行なわれます。
手術によるいぼの治療の方法は、局所麻酔を行なってからいぼの根元をメスで切り取ります。
根元の部分が太いものの場合は、切り取った後に傷口を縫い合わせますが、細いものの場合は縫わなくても綺麗に治ってしまいます。
いぼの大きさにもよりますが、一度に治療できるのは1個か2個くらいになります。
手術後1週間くらいは、傷口が開かないようにテープ(肌色)で固定しておきます。
約6ヶ月くらいで赤みが引いてきますが、多少跡が残る場合もあります。
そのため、顔など目立つ部分にできているいぼの治療や、レーザー治療でも
とれるものに対しては、切開切除法よりもレーザー治療の方を薦められます。

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